高齢者が健康寿命を延ばすには、定期的に健康診断（健康診査）を受けたり、健康状態のセルフチェックをすることが役に立ちます。
健康診断では、身体測定や血圧測定、検尿の他、脂質、肝機能、血糖などの検査を受けることができます。心電図や胸部X線などの追加検査を受けることも可能です。
健康状態のセルフチェックは、なるべく同じ時間帯に、血圧や体重を測ることで行えます。血圧の変化と共に、一日がどんな日だったかもメモしておくと、どんなことが血圧の変化に影響しているかも分析できて、改善を図ることができます。
健康寿命を延ばすには、栄養のバランスの取れた食事をすることも大切です。高齢者は、体を動かす機会が減ってしまうので、筋肉が衰えていきます。それで、筋肉を作るために必要なタンパク質を摂ることが必要になります。
また、ビタミンも意識的に摂りましょう。特に、高齢になると、ビタミン B12 貯蔵量が減るので、十分補わないと、神経障害につながってしまいます。高血圧につながる塩分の摂り過ぎにも気をつけましょう。
健康寿命を延ばすには、自分に合った適度な運動も可欠かせません。運動することで骨も強くなりますし、脳も活性化されます。
食事が楽しくできるように、口腔ケアをすることも重要です。口の中をいつもきれいに保ち、虫歯にならないようにしましょう。入れ歯をしているなら、入れ歯も清潔に保つようにします。
社会参加も、健康寿命を延ばすのに役立ちます。趣味のグループに参加したり、ボランティア活動をしたりするのもいい方法です。